まぐれ_Fooled by Randomness|賢明なる投資家に学ぼう by ウォーレン神 まぐれ_Fooled by Randomness|賢明なる投資家に学ぼう by ウォーレン神

まぐれ_Fooled by Randomness




ウォーレン神です。
(Instagram:warren_god / Twitter:@warrengodwarren)


生後三か月の娘の世話の合間を縫って、久しぶりに本を読めているのですが、面白いのでご紹介しますね。

それがこちら。




不確実性科学を専門とする元数理トレーダーであるナシーム氏の著書です。ナシーム氏は哲学、数学、社会科学、歴史などにも論を展開されています。


ウォーレン神は文系人間で、数学の知識はいわゆる数II・B止まりですが、この辺の確率論、哲学・思想論、統計は好きで、ここ何年か、たまに勉強するようにしています。





ナシーム氏は、偶然が起こしたありとあらゆる事象が世の中にあふれているのに、「後知恵バイアス」という、何かが起きた後にいろんな人が分析や解釈を加えることで、すでに起きたことは実際以上に偶然に思えなくなる、といっています。



ほとんどは誰かが勘違いした頭で振り返ってでっち上げた後知恵の説明であったりする、といいます。



うーん、面白い。
確かに、我々は過去の市場大暴落や、政治緊張や、革命などを後で振り返ったメディアや学者の分析を聞いて、分かった気になります。でも、本当になぜ、それが、その時に起きたか「本当に」わかっているのでしょうか。


似たようなことが、次にいつ、どこで、どのような契機で起きるか、本当に予測できるものなのでしょうか。。どの程度できるのでしょうか。。



また、ナシーム氏はモンテーニュの懐疑主義を大事にしています。
すなわち、物事を疑い、自己批判し、自分の限界を認めることとしています。


デカルトの方法論である、「もっとも単純な要素から始めてそれを演繹していけば最も複雑なものに達しうる」という考えとは少し違いますね。


専門家が考えて、分析して、第三者による批評を後から重ねれば、複雑な事象の説明が少しはつくようになるかもしれませんが、それによってなんでも過去のことをわかっているかのように世の中の人が錯覚しているのではないかとナシーム氏は感じています。


「社会的事象はそんなに簡単じゃない、自己批判し、理解の限界をみとめよう」、と主張しています。


そもそも彼にとって確率とは、本質的には懐疑主義を応用したもので、工学の一分野ではなく、「私たちの知識が不足して、確実なことはわからないと認めることであり、自分の無知を相手にするためにつくられた方法」だそうです。


確かに、人は基本的にまず直感で物事を判断します。毎日、毎秒、何かの動作決定をする際に、基本的にはいちいち考えません。でも「あ、これ重要だからよくよく考えないと」と思うと、時間をかけて考え始め、で、いよいよ「なんかどうなる可能性が高いのかどう判断してよいかわからない」状態になると、蛮勇をするか、よくよく他の人の意見を聞いたり文献を参照したり、はたまた、最後の最後に確率の計算をし始めるのだと思います。


私が参考にしているジョージ・ソロス氏が師事したカール・ポパー氏も近い考えのようです。


すべての科学的理論は、まだ反証されていないだけの「暫定仮説」であり、また反証の可能性が無いものは科学的理論ではないとのこと。


ジョージソロス氏の再帰性理論にもつながります。
人々による世界の事象認識が間違うことも多く、さらに、人々がまちがった認識に基づいて世界の事象へ操作を加えて、それが繰り返していく場合、とてつもない矛盾が育まれてある時はじける(=バブル)として、バブルについて考察していたりします。



この辺の話、いかがでしょうか。


投資は、長期的には自分との勝負だと思います。自分の努力で得られるものと限界を冷静に見極め、規律をもって長期的に取り組めるかで勝負が決まってくると思います。


よって、結構、長期間耐え忍ぶ、単調な努力作業になってくると思っています。なので、たまにはこうやって考えを巡らせて、知的好奇心をくすぐりながら楽しむというのはいかがでしょうか。







ウォーレン神
(Instagram:warren_god / Twitter:@warrengodwarren)



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